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2005年09月07日
キヤノンのラインナップを勝手に考える
日本国内のプロアマカメラマンの聖地的店、淀亀新宿総本山のスーパー店員に聞いたところ、EOS 5D は広角系で多少問題があるとのことだ。
この画像をみてもわかるが、周囲がぼやっとした感じとかその辺が問題らしい。
広角系では、レンズ選びが重要だが、EF17-40mm F4.0 L USM を今買うのは微妙な気がしてきた。ついでにEOS 5Dも微妙な気がしてきた。
そんな今までの調査結果から、勝手にキヤノンのロードマップを考えてみる。
大きく分けてプロ向け、アマチュア向けとなり
現行モデルでは
プロ用 広角・画質重視派 EOS-1Ds Mark II
プロ用 連写向け EOS 1D MarkII N
アマチュア こだわり系 EOS 5D
アマチュア こだわり系 EOS 20D
アマチュア初心者向け EOS Kiss デジタルN
となる。
デジタル一眼レフは価格の面でも技術的にも、ここ数年でようやく使えるレベルになってきた。
しかしながら、まだまだ過渡期にあるのは誰の目でも明かではあり、フイルムレベルの画質を求めたいのなら、後数年は買うべきではない。デジタルならではの利便性を求める多くの方には、ある程度の妥協の上で今から使っても問題はないだろう。どんなデジタル製品でもそうだが、フイルムとは違い、寿命は短いのでその辺の割り切りは必要だ。
プロ向けでは基本的にフルサイズセンサーへ移行していくのだろう。
連写向けでは、処理技術がまだ未熟なので、高画素化はまだしばらく待たなければならないが、プロが使えるレベルまで、処理速度その他が向上するのなら、フルサイズセンサーに移行すると思われる。
フルサイズセンサーを採用する理由は、従来のレンズがそのまま使えるという一点につきるだろう。
アマチュア向けでは、初心者向けや低価格機種には、小型のセンサー機と EF-S レンズの組合せで行くのだろう。アマチュア向けで、EOS 1D MarkII N に近い連写性能の物も、小型センサー搭載機で今後の新機種に搭載されると思われる。
アマチュアでも、そこそここだわり派には小型センサーの上位機と、フルサイズセンサー搭載の高級機の2系統となると思われる。
フルサイズで広角レンズ使用時の周辺部分の問題はレンズや、その他様々な改良が加えられる思われ、最終的にフイルムレベルの画質を得られるようになるまではあと何年もかかると思われる。今、フルサイズセンサーに最適化されていない広角レンズを選ぶ場合は、じっくりと考えてからが良いだろう。
EOS-1Ds Mark II
有効画素 約1670万
画素寸法 36×24mm
連写性能 4コマ/秒 連続撮影最大32枚
EOS 1D MarkII N
有効画素 約820万
画素寸法 28.7×19.1mm
連写性能 8.5コマ/秒 連続撮影最大48枚
EOS 5D
有効画素 約1280万
画素寸法 35.38×23.9mm
連写性能 3コマ/秒 60枚
EOS 20D
有効画素 約820万
画素寸法 22.5×15.0mm
連写性能 5コマ/秒 23枚
EOS Kiss デジタルN
有効画素 約800万
画素寸法 22.2×14.8mm
連写性能 3コマ/秒 約14枚
連写性能は JPEG(Large/Fine)
結局の所、そこそこ性能のあるカメラだったら後は撮る人のセンス。レンズもそれなりに揃っているので、何を選んでも問題なし。
投稿者 kamikura : 2005年09月07日 12:06
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